かかりつけ医の必要性とメリット

 最近「かかりつけ医をもちましょう」と国や自治体がよく広報しています。しかし、受診するなら待ち時間3時間、診療3分だとしても、大病院の安心と思ってしまうことも多いと思います。
かかりつけ医は必要なのでしょうか?また、かかりつけ医をもつことのメリットとはなんなのでしょうか?

「かかりつけ医」とは?

 かかりつけ医とは、病気の診療や健康管理を継続的に行なってくれる医師や医療機関のことを指します。
継続的に見てもらってますから、当然、過去の病歴やその人の性格などもある程度把握してくれているということになります。

かかりつけ医のメリット

迅速に的確な診断を受けられる可能性が高い

 大病院と比較して、待ち時間は短く診療時間は長めです。また、よく見てもらっている医師ですから、当然、患者さんの体質や病歴、生活習慣などをある程度把握しているわけですから、より的確な診断を迅速に判断できる可能性も高くなります。
一方、大病院の場合、その病院の医師は患者のことは全く知らないわけですから、患者側も一からの説明となり、無駄なエネルギーを消費してしまいます。
また、過去の病歴も自己申告のみですから、正確に伝えないと適切な診断をうけられない可能性もあります。

高度な医療機関との連携がスムーズに行なえる

 より専門的な治療が必要そうと判断された場合でも、かかりつけ医がいたほうがスムーズです。かかりつけ医は、自分の診断結果を添えて適切な医療機関に紹介してくれるでしょう。
自分で当て推量で病院と診療科を探していくよりは、はるかに効率的に正しい適切な診察を受けられます。
また、病状が回復方向に向かえば、かかりつけ医に戻るというルートもあります。その場合でも、専門医で受けた診断結果や治療はフィードバックされますので、自分で全てを説明することなく情報共有ができます。

時間と医療費を節約できる

 自分で直接大病院にいく場合、ネットなどで自分の症状を調べ、該当すると思われる症状から、その治療に適していると思われる病院、診療科を探して出向くということになると思いますが、その判断自体は医療の素人である自分自身がしたものであり、正しくない可能性もあります。
 その場合、最初に行った病院はそもそも自分の見当違いであり、さらに別な病院を探すということにもなりかねません。結果、治療を受けられるまでに時間がかかってしまうという可能性もあります。

 また、紹介状なしで大病院を受診すると、全額自己負担の特別料金がかかるほか、平成25年度からは初診料の自己負担額も増額される予定となっています。

 かかりつけ医がいれば、自分の症状から短い時間で適切に判断される可能性が高く、時間と医療費を節約できます。また、大病院での診察が必要と判断されれば、紹介状を書いてもらうなどして適切な病院を紹介してもらうことも可能です。

かかりつけ医を探す

 かかりつけ医のメリットはある程度わかっていただけたと思いますが、そのかかりつけ医はどのように探すのがよいのでしょうか?

 通院のしやすさを考えれば、自宅や職場の近くがよいとは思いますが、かかりつけ医にするには、やはりその医師に対する信頼感や相性もありますので、かかりつけ医にすべき医師または診療機関をすぐには見つけられないかもしれません。

 地道にいくつかの病院で診察を受けてみて、自分に合う医師、医療機関を見つけていきましょう。


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